私のこと

インテリアコーディネーターの仕事と子育ての両立|私が一度仕事を辞めた理由

インテリアコーディネーターの働き方

インテリアコーディネーターの仕事は好き。

でも、結婚や出産をしても続けられるのだろうか?

私自身、住宅会社でインテリアコーディネーターとして働き、

結婚を機に熊本から神奈川県へ引っ越し、

出産後も仕事を続けてきました。

でも、子育てと仕事の両立は、思っていた以上に大変でした。

今回は、住宅会社での経験や失敗から学んだこと、

結婚後の働き方、そして子育てをきっかけに

仕事を辞めるまでのお話をしたいと思います。

就職氷河期に住宅会社へ。インテリアの仕事への第一歩

私が美術大学を卒業する頃は、ちょうど就職氷河期の時代でした。

関東で何社か採用試験を受けましたが、なかなか決まらず。

地元の熊本に帰り、ようやく就職が決まったのが建売住宅を扱う会社でした。

ただ、最初からインテリアコーディネーターとして働けたわけではありません。

担当したのは、建築確認申請の書類を作成する設計事務の仕事。

建築法規の知識も十分にないまま、

県庁で書類の訂正に対応することもあり、

本当に大変でした。

結局、2年ほどで退職しましたが、

この経験から、インテリアだけでなく

建築についても学びたいと思うようになりました。

その後、インテリアコーディネーターの資格を取得し、二級建築士の試験にも合格しました。

インテリアコーディネーターとして注文住宅やマンションを担当

次に勤めた住宅会社では、CADを使った

平面図や立面図の作成からスタートしました。

数か月後、ようやくインテリアコーディネーターの

仕事を任せてもらえるようになりました。

注文住宅やマンションのお客様と、

外壁や屋根、床、壁紙、住宅設備、

照明、カーテンなどを決めていく仕事です。

住宅ローンの返済計画にも関わるため、

基本仕様や予算の範囲内で提案することが中心でした。

忙しいときには月に10件以上のお客様を担当。

打ち合わせは土日が中心で、休日は月に6日ほどでした。

帰宅が夜10時頃になることもあり、

今思えばかなりハードな働き方でしたね。

それでも、お客様の住まいづくりに関われることは、とても楽しかったです。

モデルマンションでの失敗から学んだ、インテリアの大切なこと

そんな中、初めてモデルマンションのインテリアを担当することになりました。

家具や小物を選び、センターテーブルや

照明付きの飾り棚も自分で設計して造作してもらいました。

ところが、完成後の写真を見た社長から呼び出され、

厳しく叱られてしまったんです。

原因は、ソファに置いたクッションの色と素材でした。

私は高級感を出したくて、

少し光沢のある生地とピンクがかった色を選んでいました。

でも、そのモデルマンションはファミリー層に向けた住まい。

私が選んだクッションは、

そこに暮らす家族のイメージに合っていなかったんですね。

当時の私は、自分が素敵だと思うものを

選ぶことに意識が向いていて、

ターゲットとなるお客様のことを十分に考えられていませんでした。

インテリアは、自分の好みだけで選ぶものではない。

どんな人が住むのか、どんな人に素敵だと思ってもらいたいのか。

この経験から、空間にいる人物像を意識することの大切さを学びました。

失敗を生かして、モデルハウスが高く評価されるまでに

それからは、休日に他の住宅メーカーの展示場や

モデルハウスを見に行くようになりました。

色の組み合わせや家具の配置、空間の見せ方など、

実際に見ることでたくさんの発見がありました。

その後、担当したモデルハウスでは、

いただいた平面図をもとに、間取りの一部や外観、

内装にも自分なりの工夫を加えました。

完成したモデルハウスは、一部の社員さんや

社長からとても高く評価していただきました。

社長が大変喜んでくださり、食事会が開かれたり、

社員旅行に連れて行っていただいたりしたことも、

今では懐かしい思い出です。

最初のモデルマンションでの失敗は、私にとって大きな学びになりました。

そして今、自宅サロンや教室のインテリアを

ご提案するときにも、

オーナー様の好みだけでなく、

どんなお客様に来ていただきたいのかを大切にしています。

結婚を機に神奈川県へ。インテリアの仕事を続けるために

その後、結婚を機に熊本から神奈川県へ引っ越すことになりました。

それまでの住宅会社を退職し、新しい土地での生活が始まりました。

でも、やっぱりインテリアの仕事は続けたい。

そう思って、まずはインテリア家具店でパートとして働きました。

ただ、実際には商品の品出しなど、裏方の仕事が中心。

これまでお客様と打ち合わせをして

インテリアを提案してきた私には、

少し物足りなさがありました。

そこで、次に選んだのが業務委託のインテリアコーディネーターという働き方でした。

お客様との打ち合わせに出向き、

自宅でプランなどの作業を進める仕事です。

でも、交通費は自己負担で、

何度も打ち合わせをする割には報酬が十分とは感じられませんでした。

社員ではない立場での会社との関わり方にも難しさがあり、

働き方としては少し疲れてしまっていたんですね。

好きな仕事を続けたいと思っても、

自分に合う働き方を見つけるのは簡単ではありませんでした。

出産後、子育てと仕事の両立が難しくなった理由

その後、リフォームアドバイザーに転職しました。

住宅の築10年目の点検やメンテナンスのご案内から始まり、

室内のリフォームも担当するようになりました。

そんな中、妊娠していることが分かり、産休・育休を取得。

娘が生まれてから、仕事に復帰しました。

でも、子育てをしながらの仕事は想像以上に大変でした。

娘に離乳食を食べさせているときに鳴った仕事の電話

復帰後も土曜日は仕事があり、夫に娘を見てもらいながら働いていました。

平日の休みには保育園を休ませて、娘と一緒に過ごしていました。

ある休日、娘に離乳食を食べさせていたときのことです。

突然、お客様から携帯電話に連絡が入りました。

娘にご飯を食べさせながら、仕事の電話にも対応しなければならない。

仕事が休みの日でも、気持ちはなかなか休まりませんでした。

仕事は好き。でも、娘との時間も大切にしたい。

ずっと続けてきたインテリアや住宅に関わる仕事。

簡単に手放したいわけではありませんでした。

でも、まだ小さな娘との時間は今しかない。

このまま仕事を続けることが、私にも娘にもいいことなのだろうか?

そんなことを考えるようになりました。

そして悩んだ末に、仕事を辞めて専業主婦になることを決めました。

専業主婦になって気づいた、家族との時間の大切さ

退職してからは、娘と毎日のように公園へ出かけたり、一緒に遊んだり。

3歳頃までは、そんな子育て中心の毎日を過ごしていました。

それまで仕事中心の生活をしてきた私にとって、大きな変化でした。

でも、娘とゆっくり過ごせる時間は、私にとって大切なものでした。

振り返ってみると、結婚してからも、

好きなインテリアの仕事を続けたいと思い、

いろいろな働き方を経験してきました。

それでも、家庭や子育てとの両立は、

思っていたほど簡単ではありませんでした。

あの頃の私は、好きな仕事を続けるためには、

家族との時間を犠牲にしなければならないのかもしれないと思っていたんです。

でも、今は少し違う考え方ができるようになりました。

家族との時間も、自分の好きな仕事も、どちらも大切にできる働き方がある。

そう思えるようになるまでには、もう少し時間が必要でした。

次回は、専業主婦だった私が、

40代で再びインテリアの仕事に挑戦し、

フリーランスのインテリアコーディネーター

になるまでのお話をしたいと思います。

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ルミナスタイル奈良坂りえ

奈良坂 りえ

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神奈川県在住 夫・中2娘+犬 家族

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